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「なんか元気が出ない…」が続くときに
※本記事は一般的な情報提供を目的としており、施術の効果を保証するものではありません。
朝起きるのがつらい、気分が乗らない、何となくしんどい…。
そんな時は自律神経の乱れが関係しているかもしれません。
東洋医学ではどう捉えるのでしょうか?――
こんな“はっきりしない不調”が続くと、不安になることもありますよね。
病院で検査を受けても「特に異常はありません」と言われることが多く、どう対応してよいか悩んでしまう…
そんなときに関係しているかもしれないのが「自律神経の乱れ」です。
■ 自律神経とは?(西洋医学の視点)
自律神経は、私たちの意思とは関係なく、体の働きを調整してくれる神経です。
呼吸・血圧・内臓の働き・体温調整などをコントロールしており、「交感神経(活動モード)」と「副交感神経(休息モード)」のバランスによって、心と体の安定を保っています。
しかし、現代の生活ではこのバランスが崩れやすくなっています。
ストレス、夜更かし、運動不足、ホルモンバランスの変化など、さまざまな要因が影響します。
特に女性は、月経周期や更年期などによるホルモンの影響もあり、自律神経が不安定になりやすいとされています。
■ 東洋医学の視点から見る自律神経の乱れ
東洋医学では、「気(き)・血(けつ)・水(すい)」の巡りが滞ることが、心身の不調に深く関わると考えます。
特に「肝(かん)」という働きが乱れると、イライラしやすくなったり、眠りが浅くなったりするとされています。
また、体のエネルギーを蓄える「腎(じん)」や、全体のバランスを整える「脾(ひ)」の力が弱まることも、不調の背景にあるとされています。
■ 鍼灸の視点からできること
鍼灸では、お一人おひとりの体質や状態に合わせて、ツボ(経穴)を使って「気・血・水」の巡りを整えます。
自律神経の乱れに関連するケースでは、次のような施術を行うことがあります:
・百会(ひゃくえ):頭頂にあるツボで、気の巡りを整える
・内関(ないかん):ストレスや不安感に関連するツボ
・三陰交(さんいんこう):女性の体調全般を整える代表的なツボ
たとえば「寝つきが悪い」「息が詰まるような感じがする」といったご相談に対しては、リラックスしやすいツボを中心に施術を組み立てることもあります。
当院ではその日の体調やご希望を丁寧にお聞きしながら施術を行います。

