ブログ
NEW
骨が弱くなってきたかも…? ~東洋医学から考える骨の支え方~
骨が弱くなってきたかも…?
~東洋医学から考える骨の支え方~
年齢を重ねると、「骨がもろくなってきたかもしれない」「ちょっとしたことで転びそう」そんな不安を感じることはありませんか?
見た目にはわからなくても、骨の中では密度や弾力がゆっくりと変化していることがあります。
特に女性は、更年期を迎える頃から女性ホルモンの減少により、骨の状態に影響が出やすくなると言われています。
「骨粗鬆症(こつそしょうしょう)」は、骨の量や質が低下し、骨折のリスクが高まる状態のこと。
背中が丸くなる、腰が重く感じる、身長が縮んだ気がする――
そんな変化の裏に、骨の状態が関係していることもあります。
東洋医学では、骨の健康は「腎(じん)」という臓の働きと関わりが深いと考えられています。
「腎」は、生命力の源ともいわれる「腎精(じんせい)」を蓄えており、このエネルギーが骨や髄を支えているとされます。
年齢とともに腎の力が弱くなると、骨の弱化、耳の衰え、髪の変化など、さまざまな“年齢サイン”が出やすくなるのです。
こうした視点から、鍼灸では「補腎(ほじん)」という考え方にもとづいて、骨を支える体の内側に働きかけていく施術が行われています。
代表的な経穴(ツボ)には、足首近くの「太渓(たいけい)」や背中の「腎兪(じんゆ)」などがあり、冷えや疲れ、体のめぐりを整える手助けにもなります。
また、骨を守るには日常生活の中での工夫も大切です。
カルシウムやビタミンDなどの栄養を意識した食事、適度な運動、そして朝の光を浴びる日光浴なども、骨の健康を支える生活習慣のひとつです。
さらに、足元やお腹を冷やさないよう意識することも、体全体のめぐりにとってプラスになります。
「最近、なんとなく体が変わってきた気がする」「年齢とともに、今のままでいいのかなと感じる」――
そんな時は、まずは体の声に耳を傾けてみてください。
東洋医学や鍼灸の考え方には、からだ全体をやさしく整えるヒントがたくさん詰まっています。
レディース鍼灸院 てぃだ
『レディース鍼灸院 てぃだ』は女性専用の鍼灸院です。
完全予約制なので他の方と顔を合わせることもありません。
お一人おひとりの「今の体」に丁寧に向き合いながら、こころと体の両面からサポートいたします。
お近くに鍼灸院がないときには、どうぞご来院ください。

