ブログ

2025.04.19
お知らせ

ぎっくり腰、突然の痛み。その背景と東洋医学の考え方

ぎっくり腰とは? 「突然腰に強い痛みが走って動けなくなった」 そんなぎっくり腰。急性腰痛症とも呼ばれ、重い物を持ち上げたときや腰をひねったときなどに起こります。 「魔女の一撃」とも表現されるような、激しい痛みが特徴です。 どうして起こるの? ぎっくり腰のきっかけはさまざまです。 長時間の同じ姿勢 重い荷物の持ち上げ 慢性的な運動不足 姿勢のクセや冷え ストレスや疲労の蓄積 筋肉や靭帯に負担がかかり、痛みとして現れると考えられています。 東洋医学の見方 東洋医学では、ぎっくり腰は「気血(きけつ)の巡りの乱れ」や「冷え」によって引き起こされるとされます。 例としては: 寒湿タイプ:冷えで腰が痛く、温めると楽になる 気滞タイプ:ストレスで気が滞り、張ったような痛みが出る 気血不足タイプ:体力が落ちているときに痛みが出やすい それぞれのタイプにより、体の状態やケアの考え方も変わります。 鍼灸ではどうアプローチする? 鍼灸では、ツボ(経穴)を刺激することで体の巡りを整えるサポートをします。 その方の体質や体調に合わせて、施術の内容が決まります。 たとえば: 命門・腎兪:腰まわりの温めや巡りの促しに 太衝・百会:気の流れを整え、ストレスケアに 足三里・関元:エネルギーの補いに どのツボを使うかは、その日の状態を見ながら判断されます。 ご自宅でできる予防も 日常生活の中でも、ぎっくり腰の予防につながる工夫があります。 重いものを持つときは、膝を曲げて 腰まわりを冷やさない 同じ姿勢を長く続けない 疲れをためすぎない 無理のない範囲で体をいたわることが大切です。 最後に ぎっくり腰はある日突然やってきます。 つらいときは無理をせず、必要に応じて医療機関や専門家にご相談ください。 東洋医学の視点から、体の巡りやバランスを整える方法に興味がある方は、鍼灸院のご利用もひとつの選択肢です。 ※本記事は東洋医学に基づく一般的な考え方をご紹介するもので、効果を保証するものではありません。

シェアする

  • facebook