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春から初夏へ、「気」の流れに寄り添う暮らし
春から初夏へ
自然の「気」に寄り添う暮らしは、東洋医学の視点で見ると、心身のゆらぎを穏やかに整える養生の機会に満ちています。
春は「木」のエネルギーが芽吹く季節。私たちの体も呼応して活動的になりますが、冬の間に蓄えたエネルギーが急な変化に対応できず、気の巡りが滞ることで、イライラや不眠、憂うつといった不調が現れることがあります。
東洋医学ではこれを「未病」と考え、早めのセルフケアが大切と捉えます。
春に特に重要な働きをするのが「肝」です。
肝は気血の流れを調整し、感情の安定や目の機能を司ります。
春は肝の「疏泄(そせつ)」、つまり気血をスムーズに巡らせる働きが活発になる一方で、ストレスなどでその機能が滞りやすい季節でもあります。
肝をいたわる春のセルフケアとして、
・目を休ませる
・睡眠のリズムを整える
・軽い運動をする
・酸味のある食材を適度に取り入れる
・そして怒りをため込まずにゆるやかに解放する
ことが挙げられます。
これらは特別なことではなく、日々の生活の中で無理なく続けられる工夫です。
さらに、気の巡りを助けるツボ押しも有効です。
・イライラには足の甲の「太衝」
・気持ちの不安定や胃の不快感には手首の「内関」
・肩や体の重だるさには膝下の「陽陵泉」
・冷えやホルモンバランスの乱れには内くるぶし上の「三陰交」
がおすすめです。
ゆっくりと呼吸をしながら、心地よい刺激を与えることが大切です。お灸で温めるケアも、体の巡りを穏やかに促します。
春は変化の多い季節だからこそ、自分の心身の声に耳を傾け、東洋医学の知恵を参考に、日々の生活の中で小さな養生を積み重ねていくことが、健やかな春から初夏への移行をサポートしてくれるでしょう。
レディース鍼灸院 てぃだ のご案内
『レディース鍼灸院 てぃだ』は女性専用の鍼灸院です。
在籍する鍼灸師は全員が国家資格の保有者です。
場所は中野駅に近く、徒歩6~7分です。
完全予約制なので他の方と顔を合わせることもありません。
当院で使用する鍼は、すべて滅菌済みのディスポ鍼です。
お一人おひとりの「今の体」に丁寧に向き合いながら、こころと体の両面からサポートいたします。
お近くに鍼灸院が見付からないときには、当院までお気軽にご相談ください。


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