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2025.05.05
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春から初夏へ、「気」の流れに寄り添う暮らし

春から初夏へ 自然の「気」に寄り添う暮らしは、東洋医学の視点で見ると、心身のゆらぎを穏やかに整える養生の機会に満ちています。 春は「木」のエネルギーが芽吹く季節。私たちの体も呼応して活動的になりますが、冬の間に蓄えたエネルギーが急な変化に対応できず、気の巡りが滞ることで、イライラや不眠、憂うつといった不調が現れることがあります。 東洋医学ではこれを「未病」と考え、早めのセルフケアが大切と捉えます。 春に特に重要な働きをするのが「肝」です。 肝は気血の流れを調整し、感情の安定や目の機能を司ります。 春は肝の「疏泄(そせつ)」、つまり気血をスムーズに巡らせる働きが活発になる一方で、ストレスなどでその機能が滞りやすい季節でもあります。 肝をいたわる春のセルフケアとして、 ・目を休ませる ・睡眠のリズムを整える ・軽い運動をする ・酸味のある食材を適度に取り入れる ・そして怒りをため込まずにゆるやかに解放する ことが挙げられます。 これらは特別なことではなく、日々の生活の中で無理なく続けられる工夫です。 さらに、気の巡りを助けるツボ押しも有効です。 ・イライラには足の甲の「太衝」 ・気持ちの不安定や胃の不快感には手首の「内関」 ・肩や体の重だるさには膝下の「陽陵泉」 ・冷えやホルモンバランスの乱れには内くるぶし上の「三陰交」 がおすすめです。 ゆっくりと呼吸をしながら、心地よい刺激を与えることが大切です。お灸で温めるケアも、体の巡りを穏やかに促します。 春は変化の多い季節だからこそ、自分の心身の声に耳を傾け、東洋医学の知恵を参考に、日々の生活の中で小さな養生を積み重ねていくことが、健やかな春から初夏への移行をサポートしてくれるでしょう。 レディース鍼灸院 てぃだ のご案内 『レディース鍼灸院 てぃだ』は女性専用の鍼灸院です。 在籍する鍼灸師は全員が国家資格の保有者です。 場所は中野駅に近く、徒歩6~7分です。 完全予約制なので他の方と顔を合わせることもありません。 当院で使用する鍼は、すべて滅菌済みのディスポ鍼です。 お一人おひとりの「今の体」に丁寧に向き合いながら、こころと体の両面からサポートいたします。 お近くに鍼灸院が見付からないときには、当院までお気軽にご相談ください。

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